森奈津子「からくりアンモラル」2007年09月06日 06:07

2007年9月4日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ中)

全部が全部いいとは言わないけれど、中には良い物もあったのでこの辺?

山田正紀「神狩り」2006年12月13日 04:57

2006年 月 日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ中)

話の作りそのものは面白くって引き込まれるんだけど、製作年月日が古いせいか?論理的な根拠となる科学的事実が古い(^^;)まあ、これは仕方ないとしても主人公が神の実在を信じる根拠が変!! でも、全体としては面白かったので星4つ。

井上雅彦/編「進化論」異形コレクション362006年12月13日 04:42

2006年12月18日(読み終えた日にち)星5つ(全5つ中)

ホラー・アンソロジー

神の右手(藤崎慎吾)/魚舟・獣舟(上田早夕里)/罠の前でひざまずいて(西崎憲)/量子感染(平谷美樹)/娘の望み(八杉将司)/うしろへむかって(井上雅彦)/バード・オブ・プレイ(多岐亡羊)/希望的な怪物Hopeful Monster(小中千昭)/読むべからず(飛鳥部勝則)/ランチュウの誕生(牧野修)/この島にて(朝松健)/書樓飯店(蒼柳晋)/貂の女伯爵、万年城を攻略す(谷口裕貴)/個体発生は系統発生を繰り返す(竹本健治)/ヤープ(平山夢明)/楽園の杭(野尻抱介)/逆行進化(堀晃)/おもかげレガシー(梶尾真治)

ホラーかなぁ?SFかなぁ?SFのような気がするなぁ、ま、クロスオーバーって事で・・ 粒ぞろいでゾクゾクしますね。 どれもハズレなしでした、すばらしい。

グレッグ・イーガン「祈りの海」2006年11月15日 04:35

2006年 月 日(読み終えた日にち)星 つ(全5つ中)

某所でグレッグ・イーガンの話をして、あ、もしかしてコレまだ読んでなかった?と、思って読み始めました。 ちょうど前に読んだ「言葉使い師」の中の「甘やかな月の錆」と、こちらの「貸金庫」が妙に重なった。前者は不老不死になった代わりに成長を止め、色々な両親の元、色々な人生を何度もやり直す話で、後者は色々な人間(ただし同じような歳カッコ)の頭に毎日うつってしまい毎日違う人の人生を生きるお話。

神林長平 「言葉使い師」2006年11月11日 03:47

2006年11月13日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ中)

久々に読んだ神林氏の短編集。 やはりさすがにあるレベル以上をどれもシッカリクリアーしていて小気味いい。

飯田譲治・梓河人「コールドスリープ」2006年11月02日 03:18

2006年11月1日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ)

本屋のジャンルはホラーになっているのだけど、これはどっちかっつうとSFだと思うぞ。 アナンの感動でまだボ〜っとしているので同じ作者の物を読んでみた。 同じ文体だと同じ波動なのでスンナリ読める。 こちらはどれもちょっと笑える中編が4本。

「ちょっと長いプロローグ」平行宇宙にハマリ込んだ、僕、ボク、ぼくの大群 「コールドスリープ」冷凍睡眠から目覚めたらそこは昔懐かしい木造校舎だった 「破壊する男」爽やかを絵に書いたような夫が悪魔教と関係してる? 「その愛は石より重いか」二人が5メートル以内に近づくと石、石、石が降って来る!

ウィリアム・ホープ・ホジスン「異次元を覗く家」2006年10月27日 05:23

2006年10月26日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ中)

これは30年程前に読んだ事があるんです。 内容は覚えてなかったのですがとにかく面白かったと言う記憶だけが残っていたので今回再読してみました。 古い古いSFの古典なので、構成はちょっと納得行かない所もあるのですが、各章ごとの文章の迫力は今読んでも引き込まれます。 さすが名作です。 SFと言うよりも幻想文学かなぁ? これって翻訳も凄くいいなぁ。 イラストも何か覚えてましたよ。

藤崎慎吾「レフト・アローン」2006年10月24日 01:36

2006年10月24日(読み終えた日にち)星5つ(全5つ中)

「レフト・アローン」

「猫の天使」 猫の脳に埋め込まれた特殊なチップは猫が見ているものをそのまま映し出す。 すると猫は空中を漂うクラゲのような人間には見えないものを見ていたのだ。 それは寿命の短い人から沢山放出されていた。

「星に願いを ピノキオ2076」 脳にネットと接続するチップを埋め込まれた人間が一般的な時代。 赤ん坊の脳に自らをダウンロードして体を乗っ取ろうとした人工知能の話。

「コスモノーティス」 外宇宙にあこがれるヒューマノイドのお話。

「星窪」 隕石と会話した画家のお話。

の5つの中編が収められている。 どれも一定レベル以上のできばえ。 やはり特に「猫の天使」が良かったな。 猫の脳にチップを埋め込むのはちょっと納得しがたいが(^^;) まあ、猫の事、結構わかってるじゃないのって感じだったのでとりあえず許す。

荒俣宏「帝都物語」第六番2006年10月23日 02:10

2006年10月19日(読み終えた日にち)星3つ(全5つ中)

とにかく加藤以外みなさんお亡くなりになってしまう、 亡霊としてとか転生してとかで出ては来るんだけど、今ひとつ感情移入できないじゃない、そんな実態のないモン(^^;) 最後についに加藤の本当の正体がわかります。


加藤、実は将門その人だったんだよ。 将門の怨念が実体化したって言うのかな。

荒俣宏「帝都物語」第伍番2006年10月17日 03:49

2006年10月14日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ中)

三島由紀夫が登場し、時代は安保闘争へ。 もしかして・・と思ったらやっぱり美輪明宏も(^^;) 恵子が邪視をもつドルジェフと戦います。 そして後半はいきなり何だか近未来SFになります(^^;) すでに生きているのは人間じゃない加藤と恵子と長寿の 秘薬を飲んだ鳴滝だけ。 後はみなさん生まれ変わって来ますけど・・・