平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」2006年12月13日 04:37

2006年12月13日(読み終えた日にち)星5つ(全5つ中)

最初に読んだこの人の本は都市伝説的な怖い話だったと思う。 その時は興味本位のお話を書く人なんだなぁぐらいにしか思わなかった。 文章や構成もとりたてて上手いとも感じなかったし。 しかし、「メルキオールの惨劇」を読んだ時にちょっくらおっ!?と、思って、コレを読んで、もう脱帽!! この人、もしかしてすご〜く上手くなっちゃったんじゃない? コレ、凄いよ、面白いよ。 話の内容も構成もアイデアも文章も脱帽です。 もう絶対次回作は買いです!

「すまじき熱帯」の変な日本語に聞こえる外国語には物凄くうけた(^^;) ホラーなんだけど、笑った笑った・・・

井上雅彦/編「進化論」異形コレクション362006年12月13日 04:42

2006年12月18日(読み終えた日にち)星5つ(全5つ中)

ホラー・アンソロジー

神の右手(藤崎慎吾)/魚舟・獣舟(上田早夕里)/罠の前でひざまずいて(西崎憲)/量子感染(平谷美樹)/娘の望み(八杉将司)/うしろへむかって(井上雅彦)/バード・オブ・プレイ(多岐亡羊)/希望的な怪物Hopeful Monster(小中千昭)/読むべからず(飛鳥部勝則)/ランチュウの誕生(牧野修)/この島にて(朝松健)/書樓飯店(蒼柳晋)/貂の女伯爵、万年城を攻略す(谷口裕貴)/個体発生は系統発生を繰り返す(竹本健治)/ヤープ(平山夢明)/楽園の杭(野尻抱介)/逆行進化(堀晃)/おもかげレガシー(梶尾真治)

ホラーかなぁ?SFかなぁ?SFのような気がするなぁ、ま、クロスオーバーって事で・・ 粒ぞろいでゾクゾクしますね。 どれもハズレなしでした、すばらしい。

山田正紀「神狩り」2006年12月13日 04:57

2006年 月 日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ中)

話の作りそのものは面白くって引き込まれるんだけど、製作年月日が古いせいか?論理的な根拠となる科学的事実が古い(^^;)まあ、これは仕方ないとしても主人公が神の実在を信じる根拠が変!! でも、全体としては面白かったので星4つ。