藤崎慎吾「レフト・アローン」 ― 2006年10月24日 01:36
2006年10月24日(読み終えた日にち)星5つ(全5つ中)
「レフト・アローン」
「猫の天使」 猫の脳に埋め込まれた特殊なチップは猫が見ているものをそのまま映し出す。 すると猫は空中を漂うクラゲのような人間には見えないものを見ていたのだ。 それは寿命の短い人から沢山放出されていた。
「星に願いを ピノキオ2076」 脳にネットと接続するチップを埋め込まれた人間が一般的な時代。 赤ん坊の脳に自らをダウンロードして体を乗っ取ろうとした人工知能の話。
「コスモノーティス」 外宇宙にあこがれるヒューマノイドのお話。
「星窪」 隕石と会話した画家のお話。
の5つの中編が収められている。 どれも一定レベル以上のできばえ。 やはり特に「猫の天使」が良かったな。 猫の脳にチップを埋め込むのはちょっと納得しがたいが(^^;) まあ、猫の事、結構わかってるじゃないのって感じだったのでとりあえず許す。