スティーヴン・キング「ザ・スタンド」(下)2006年02月19日 03:55

2006年2月18日(読み終えた日にち)星3つ(全5つ中)

スーパーフルーで崩壊した世界に生き残った人々がコミューンを作り始める。しだいに善と悪が別れる事となり戦いの様相を示し始める。

なんと4分の3ぐらい読んで終わりの方の状況がわかって来た所でやっとこのお話を知ってる事に気がつきました。前にドラマシリーズで見た事あるんだよ(^^;)気づくの遅過ぎ。でも、それだけ前半は本の方が迫力があって別物みたいに面白かった。ちなみにドラマの方はラストとかはよく覚えているのに前半はほとんど忘れてました。それにしても久々に長かったですわ。

小林泰三「目を擦る女」2006年02月21日 02:29

2006年2月20日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ中)

ホラーの短編集なのかと思って買ったのですが、SFの短編集でした。 でも、厳密に言えばミステリー、ホラー、SFのクロスオーバーでしょうか? 現実と仮想現実とが逆転してしまう類いのお話が数本。主人公にとっては普通の生活・・でも、もう一段上の次元から見たら実は・・と、言うタイプのお話が数本。どっちも良くあるSFのパターンではあるのですが、それなりにまとまっていてどれも面白く読めました。実はこう言うタイプのお話、とっても好きなんだわ、私(^^;)

小林泰三「奇憶」2006年02月25日 20:49

2006年2月23日(読み終えた日にち)星3つ(全星5つ中)

大学もダメ、仕事も続かない恋人とも上手く行かない何もかもがみじめな主人公、段々と自分の心の闇にはまり込みついに違う世界を生み出してしまうと言うお話。

貴志祐介「黒い家」2006年02月25日 20:52

2005年2月24日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ中)

保険会社に勤務する主人公に迫る保険金殺人の犯人。

サイコパスの話が面白い。 前に映画の終わりの方だけ見ていたのでネタだけ最初に知ってたみたいな感じで読んだけど(大竹しのぶが怖い)このお話の面白いのは中盤で充分に楽しめた。貴志祐介はさすがに文章に隙がなくって説得力がある。

保科昌彦「ゲスト」2006年02月28日 04:56

2006年2月27日(読み終えた日にち)星3.5つ(全5つ中)

主人公はゲームのシナリオライター。 一般公募したオンラインゲームソフトの背景に使う写真の中に、ある呪われた廃屋を写した心霊写真があった。 パソコンに取り込んだその写真はしかし何故か自ら姿を消したように行方不明になってしまう。 そして悪意の感染が始まる。 最初にその写真に触れた担当者、そしてその悪意は人から人に感染して行く。 その人の憎悪や怒りを食べて成長しある日いきなり凶暴な人間にと豹変させる。

この人の文章は本当にとても読み易い。 軽薄な所がなくて説得力がある。 かと言って理屈っぽい訳でもなく非常に嫌味がない。 こう言うリアルタイムのゲームやらハイテクねたは時代がちょっとズレると非常に古くさく感じてしまう物もあるのだけど、この作品がそうならない事を願う。

千住文子「千住家にストラディヴァリウスが来た日」2006年02月28日 05:43

2006年2月27日(読み終えた日にち)星0つ(全5つ中)買ってはいけない

千住真理子のお母さんが書いた本を私のバイオリンの先生がもらったので、ついでに私に貸してくれた。 う〜ん、困った、仕方ないので読んだんだけど、超つまんね〜! 文章もたぶん編集の人か何かがライターで書いた物なんだろうね、下手くそ。 楽器の話なら興味あるんだけど、そうじゃなくってどうやってストラヴィを買うお金を調達したかとか楽器を手にするまでの楽器以外の事、さらに自分達の家族がいかにすばらしいか、と、ほとんど自画自賛な事ばっか書いてあるんだ(--;)もううんざり まあ、お母さんが書いているんだからこの程度の事しかわからないだろうけど、それにしてもこんなの本にするなよ。 ストラヴィ買った借金を版権で少しでも返そうって魂胆が見え見えじゃんか(--;)