神林長平「宇宙探査機迷惑一番」2006年03月21日 06:30

2006年3月22日(読み終えた日にち)星4つ(全5つ中)

宇宙空間を航行する「?」や「!」や「恥ずかしいもの」に見える物体に遭遇した迎撃小隊、通称能天気小隊。 正体不明の物体は自ら「迷惑一番」と名乗る平行宇宙探査器だった。 いきなり平行世界に飛ばされる彼ら。 その世界では軍の民営化案に基地が揺れていた。そして元気な彼らには生体反応がなかった・・・

ライトノベル風コメディーなのだけど、アイデアや設定は全然ライトじゃない。だから気軽に豪華な設備でゴージャスに遊んでいる感じがして心地よい。文体もコミカルにしてはあるのだが、アホっぽくなくって作者の抜群のセンスのを感じさせる。(本当にライトなライトノベルは設定も文章も構成までライトでペラッペラだものね(--;)そう言うのは嫌だよ)